手ぬぐいをインテリアに?額縁の重要度は?印象的な飾り方は?
額縁って大事ですよね、普段は中に入った絵画を引き立てる脇役として捉えられがちですけど、アレがもしなかったら大変ですよ。
ゴッホもピカソも、レンブラントもフェルメールも、佐伯祐三もマティスも絵を納めるものがないと困り果てるでしょう。もしかしたらポロックやバスキアだって困るかもしれません。
つまり絵画にとって額は、無くてはならない物だと言えます。それは侍にとって、抜身の日本刀を持っている状態・・・と言えるでしょう。
そんな絵画にとって無くてはならない額縁。不思議なことに中に納めた物を芸術作品の様に見せる魔力を持っています。
そうそれは、0点の答案用紙だって。
そうそれは、料理番組が垂れ流したレシピだって。
そうそれは、夕飯はレンジでチンして食べてね!母よりってメモだって。
それならば、もっと貴重な切手シートも当然アート作品になりますし、細やかな刺繍が入ったハンカチーフだってインテリアとして恥ずかしくない装飾品でしょう。
近年、手ぬぐいをインテリアとして飾ろうと言う動きが見られます。まだまだ流行っていると言う潮流ではないですが、今後、もしかしたらインフルエンサーの働きかけにより流行るかもしれません。
そんな時、世間で手ぬぐいをインテリアにし始めたばかりの人たちを一つ上から偉そうな目で見られるように、今の内から準備しておきませんか?
この記事の目次
額縁から優先して選ぶとインテリア手ぬぐいはどうなる?
額縁と手ぬぐい。どちらを優先して選ぶべきか? それはなかなか難しいところです。何故ならば、どちらか一方はどちらか一方に合わせなければならなくなるからです。
ではまず、額縁に手ぬぐいを合わせる形となる選び方からご紹介します。
額縁は作品にとってなんなのか?
絵画にとっての額縁は、刀にとっての鞘ならば、それはお家だと言えます。額縁と言う名のお家に手ぬぐいが入居する。例えるならこんな感じです。
と言う事は額縁から優先して選ぶ=内装より先にお家を決める行為だと言えるでしょう。
ただお家と額縁が決定的に違うのは、内装をあくまでも内装として見せるお家と、内装こそが本体とする額縁による違いです。
つまり主役は中に飾られる手ぬぐいではなく、額縁になる訳です。いやそもそも、飾られると表現するのはおかしいかもしれません。中に収納されたと言いかえるべきでしょう。
額縁が主役でインテリアが成り立つのか?
すべては価値観に委ねられます。現代アートと言う概念を用いれば、額縁のみを飾った空間であっても、おしゃれなインテリアで彩られたお部屋と言う解説が付くのかもしれません。
この額縁に手ぬぐいを納めても、それはそれで現代アートとして認識されるかもしれません。つまりは価値観次第になります。と言うことは、額縁のみであってもインテリアとして成り立つと言えます。
これを踏まえ、続いては手ぬぐいをインテリアとして飾るためには、額縁をどの様に扱うべきなのか? この点について考えて行きます。
手ぬぐいをインテリアとして飾るための額縁選び
手ぬぐいをインテリアとして飾る・・・とした場合、その主役は額縁ではないことは考えなくてもお分かり頂けるでしょう。
しかしインテリアとしても存在することが可能な額縁を一歩も二歩も引かせて、主役である手ぬぐいを引き立てるには、きちんと構成しなければ行けないのでしょうか? それとも自然と成り立つのでしょうか?
額縁の存在感は消す必要があるのか?
額縁を主役にした場合、アートとして確固たる存在感が生まれると言うことが分かりました。しかしそれは、あくまでも額縁そのものをアートだとした場合での話です。主役が変わってしまえば、存在感は失われるのでしょうか?
その答えは簡単です。額縁の存在感は元々飾り立てる中身に比べると小さいものです。その為、手ぬぐいを中に収納した姿が完成品とした場合、はっきりと主役がどちらなのか分かります。
そもそも額縁を主役として成立させる場合、現代アートと言う枠組みが必要だったでしょう。一方で、手ぬぐいを主役としてインテリアの様に飾った場合、現代アートなどの枠組みは不必要です。
何故ならば、手ぬぐいには柄があり、それが作品としての主張を行ってくれるからです。春であれば桜柄、夏はひまわりや海、飽きは紅葉、冬は雪化粧などなど、四季折々のインテリアを手軽に飾ることが可能です。額縁がわざわざ存在感を消すことなんてありません。
額縁は解釈によって、存在感を得ます。一方の手ぬぐいは、解釈によって存在感を消すことも出来ます。どちらがインテリアとして、飾りやすいのか? を考えるならば、それは火を見るより明らかです。
額縁は手ぬぐいを引き立てる脇役にすぎない?
額縁が存在感を得るためには、見る人に解釈を求めるのであれば、額縁は手ぬぐいを演出するだけの脇役となるでしょう。ただ脇役は、主役を引き立てるためには絶対に欠かすことが出来ない物です。
手ぬぐいを裸のままで飾り付けていたらどうでしょうか? やっぱり変ですよね。そこにはやっぱり、額縁が必要です。額縁があるだけで、インテリアとして成り立ちます。
なお額縁ではなく、インテリア棒で手ぬぐいを吊るしても、装飾としての存在感が見えてきます。額縁では重苦しいと感じる人は、そうした方法もお試しください。
インテリア手ぬぐいをより印象的に飾るには?
手ぬぐいをインテリアとして飾るだけでも、それ相応の華やかさとなり、お部屋に素敵な印象を与えます。しかしそれでは何処か物足りないと考えるのであれば、なんらかの飾り付けを行いましょう。
そこで飾り付けのポイントをご紹介します。
ポイント1|総合的な演出を行う
インテリアとして飾られた手ぬぐい。その周りにも何かしらの和物を置くことで、空間を演出することが出来ます。
特別スペースを取る物でなく、小物で十分です。ただ総合的に演出することを考えると、大きさよりも数が有利に働きます。
ポイント2|対角線上に飾る
お部屋を一つの箱をして考えた場合、対角線上にインテリア手ぬぐいを飾ることで、空間を御する力があります。
しかし気をつけたいのは、一体感なくバラバラになってしまう可能性がある事。そうならない為に注意する必要があります。
ポイント3|複数枚を一緒に飾り立てる
大きさよりも数と言うのは、インテリア手ぬぐいを複数枚同時に飾ることでよりはっきりと分かるでしょう。
複数枚のインテリア手ぬぐいを飾ることで、壁面の演出が行え、印象深く飾ることが出来ます。
なお、お部屋の柄やお好みで手ぬぐいの柄を変えて頂ければと思います。
2020/11/20